現代社会はパソコン業務の長時間化や、スマートフォンの普及によって近くのモノを見る時間がとても増えています。
そうした社会的背景から眼精疲労や頭痛、肩こりなど症状に悩まされている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
以前は「ブルーライトカット」レンズで、それらの症状を改善できると言われていましたが、最新の研究結果ではブルーライトカットにはそれほど効果がないとも言われています。
そこで、新たに注目が集まっているのが「サポートレンズ」です。
近年、低価格眼鏡業態の大手「JINS(ジンズ)」や「Zoff(ゾフ)」でも取り扱いがスタートしており、眼精疲労で悩まれている方には大変オススメのレンズとなっています。
今回はそんな眼精疲労の改善が期待できる「サポートレンズ」についての解説と、JINS・Zoffの価格や性能を徹底比較していきたいと思います。
サポートレンズの特徴
サポートレンズとは「レンズ上部が遠くが見える」ようになっており、「下部が近くが見える」設計となっています。度数の処方によっても変わりますが、一般的にはレンズ上部が視力1.2、下部は視力0.6ぐらいの視界となります。
パソコンやスマホ、読書など近くを見るときは目線が下にいくので、理にかなった設計となっているのです。
眼鏡やコンタクトを使用されている方の多くが、遠くがキレイに見えるように処方されたレンズで、近くのパソコンやスマホを長時間見ているのですから、通常の単焦点レンズでは疲れてしまうのも当然ですよね。
サポートレンズを使用することで「ピント調節筋」がスッと楽になるため、お仕事でパソコン作業が多い方や、長時間机に向かって勉強する学生などにもオススメのレンズとなっています。
サポートレンズは遠近両用とは何が違うの!?
お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、サポートレンズは遠近両用レンズと似た設計となっています。レンズ上部が遠くが見えて、下部が近くが見えるという意味では全く同じです。
決定的な違いは「累進帯長(るいしんたいちょう)」の長さです。
累進帯長とは遠方度数と近方度数が〇mmで変わりますという長さを指しており、遠近両用は12~14mmという短距離で切り替わるのに対し、サポートレンズは少し長い18mmとなっています。
これによってサポートレンズは眼を下方30°に向けた時、ピント調節筋のリラックス効果を感じられ、かつ累進レンズ特有のゆれ・歪みが気にならない設計となっています。
簡単に説明すると、遠近両用に比べゆっくり度数が変わるため歪みが少なく、遠くもスッキリ見えるという特徴を持ったレンズとなっているのです。
このような方にオススメ!
・20~40代でパソコン・スマホを長時間見る方
・眼精疲労や頭痛、肩こりに悩まされている方
・ブルーライトカットで効果を感じなかった方
・遠近両用レンズに慣れずに諦めた方
JINS・Zoffを徹底比較
JINS | Zoff | |
---|---|---|
薄型レンズ | +5,500円 | +3,300円 |
超薄型レンズ | +5,500円 | - |
ブルーライト | +5,500円 | +0円 |
JINSでは「サポートレンズ」、Zoffでは「スマホアシストレンズ」という名称で販売されています。名称と取り扱いメーカーに違いはありますが、設計はほぼ同じです。
フレームの本体価格はJINS、Zoffともに変わらないため、サポートレンズを購入するのであれば+3,300円で購入できるZoffの方が圧倒的にコスパが良くオススメです。
さらにブルーライトカットを付ける場合でもZoffであれば無料で追加できるため、よりパソコン・スマホに対応したレンズにすることも可能です!+3,300円でサポートレンズが購入できるのは私が知る限りZoffだけで、かなりお買い得だと思います。
ただし、Zoffではレンズ屈折率1.60しか取り扱いがないため、度数が強い方(-5.00D以上)の方でレンズを薄く仕上げたい方にはJINSがオススメです。
ちなみにサポートレンズは処方や眼の位置の測定など技術力を必要とするため、購入の際はベテランスタッフに相談するといいかもしれませんね!
まとめ
近くのモノを見るときに「ピント調節筋」をサポートし、眼精疲労を抑えてくれる「サポートレンズ」。眩しさを抑えるブルーライトカットと違い、眼の筋肉に直接働きかけるレンズであるため効果的なレンズとなっています。
実は私自身も使っており、それまでは長時間見ていると疲れてしまうため、眼鏡を外して見てましたが、購入してからは眼鏡を付けたままでも楽にスマホが見れるようになりました。(老眼!?)
ただ、眼鏡が出来上がって初めの数時間は累進レンズ特有の視界の歪みで、大丈夫かな?慣れるかな?と心配になりましたが、数時間後には先ほどまで感じていた歪みが全く気にならなくなりました。
購入された多くの方がそのようにおっしゃっていますので、眼がサポートレンズの視界に馴染むまでは頑張ってみてください。1週間たっても慣れない場合は処方やレイアウトが間違っている可能性もあるため、購入店舗に相談すると良いでしょう。
また、業界大手のJINS(ジンズ)とZoff(ゾフ)を比較すると、サポートレンズについては圧倒的にZoffがオススメでした。
レンズの薄さにこだわりたい方はJINSという選択肢もありますが、一度Zoffでどれぐらいの薄さで仕上がるのか相談してから決めるのが最も費用を抑えられるのではないでしょうか。
パソコン・スマホを長時間使用する現代人。もしあなたが眼精疲労や肩こりでお悩みであれば是非「サポートレンズ」を検討してみてはいかがでしょうか?