パソコン業務の長時間化や、スマートフォンの普及によって私たちの眼は一日の多くの時間、液晶画面に晒されています。
液晶画面を長時間見続けることで引き起こされる眼精疲労や肩こりなどが社会問題となり、数年前から注目されているのが「ブルーライトカット」です。
ブルーライトは主に「LED照明」から発せられる光で、眼に有害な紫外線に近い波長であることから眼精疲労や睡眠障害の原因になると言われています。
今回はそんな気になるブルーライトカットレンズについて詳しく解説するとともに、人気ブランドであるJINS(ジンズ)とZoff(ゾフ)を徹底比較していきたいと思います。
今回の記事では2021年に日本眼科医会から発表されたブルーライトに関する意見についても書いていますので、ブルーライトカットの効果を疑問視する方も是非参考にしていただけると幸いです。
簡単解説!日本眼科医会の意見とは?
ブルーライトは眼精疲労、睡眠障害、眼球への障害の原因となるとされてきましたが、2021年4月の日本眼科医会の発表では、それらには科学的根拠が乏しい、むしろ小児については発育に悪影響を与えかねないというものでした。
また、米国眼科アカデミーもパソコン業務による眼精疲労は、ブルーライトが原因ではなく、まばたきの回数が少なくなること、デジタル機器の使い方によるものが大きいと言っています。
その一方で、ブルーライトを長時間浴び続けることで体内リズムが崩れ、睡眠障害になる報告はあるとも言っており、今回の発表ではブルーライトカットには一定の効果はあるが、過度な効力を期待することに警鐘を鳴らすことになりました。
眼精疲労の原因はブルーライトだけではないため、デジタル機器の明るさ調整したり、適度な休憩を挟むこと。また、眼鏡では眼の筋力をサポートするレンズなども効果的と言われています。
心配な方は購入前にスタッフに相談してみましょう♫
度なしブルーライトカットの違い
JINS | Zoff | |
---|---|---|
カット率 | 25%カット | 35%カット |
40%カット | 50%カット | |
規格 | EN規格 | BS規格 |
デザイン(セル) | 4種類 | 4種類(web限定) |
デザイン(メタル) | なし | 1種類 |
価格 | 5,500円 | 5,500円 |
ブルーライトのカット率だけに着目するとZoffのほうが効果が高いように見えますが、計測する規格に違いがあるため同じ規格で計測すると、ほぼ同様のカット率となります。
JINSの特徴
JINS(ジンズ)の度なしブルーライトカットについては、プロダクトデザイナーである「Jasper Morrison(ジャスパーモリソン)」とのコラボレーションモデルとなっており、シンプルでミニマムなデザインが特徴です。
TR-90という軽量で柔らかい素材を使用しており、眼鏡を普段着用しない方でもストレスを感じることなく掛けることができます。
JINSはメタルフレームの展開はなく、セルフレームのみの展開のため、メタルフレームで作りたい場合は、お好みのフレーム料金プラス5,500円でオーダーする形となります。
Zoffの特徴
逆にZoff(ゾフ)はメタルフレームのみの展開です。
しかし、Zoffの場合ブルーライトカットレンズが無料ですので、フレームを購入すればどれでもブルーライトカット眼鏡として作ることができます。
度なしブルーライトカットで購入を考えている方は、圧倒的にZoffのほうがフレームの選択肢も多いということになります。
また、Zoffの度なしブルーライトカットはweb限定商品もありますので、購入前にそちらもチェックしておくと良いでしょう。販売価格も4,400円とお買い得となっています。
度付きブルーライトカットの違い
JINS | Zoff | |
---|---|---|
価格 | +5,500円 | +0円 |
反射 | 少ない | 多い |
種類 | 3種類 | 2種類 |
Zoffは度付きブルーライトカットは無料。
JINSは追加料金5,500円が必要となります。
度なしや、弱度の方はZoffで購入した方が、お買い得となります!
しかし、注意して頂きたいのが視力が0.1以下の中度や強度数の方は、JINSで購入したほうがお買い得となるケースがあるということ!「薄型レンズ」を選択する場合です!
JINS | Zoff | |
---|---|---|
薄型レンズ | +0円 | +5,500円 |
超薄型レンズ | +0円 | +7,700円 |
極薄型レンズ | +0円 | +13,200円 |
上の表は「薄型レンズ(非球面設計)」の価格です。
JINSは薄型レンズは無料ですが、Zoffは薄さに応じて価格に違いがあります。
それを踏まえて価格を考えると、JINSで薄型レンズにブルーライトを付けた場合と、Zoffで薄型レンズにブルーライトを付けた場合とでは価格は同じになります!
さらに超薄型レンズを選ぶ場合はJINSの方が安くなります!
もし、あなたの視力が0.1以下、度数が-3.00以上であればJINSのほうがコスパが良いということになります!
重要なポイントですので、購入前にしっかりと抑えておきましょう!
JINSの特徴
デイリー | ヘビー | ナイト | |
---|---|---|---|
透明度 | ほぼ透明 | 薄いカラー | サングラス |
カラー濃度 | 5% | 20% | 50% |
ブルーライト | 25%cut | 40%cut | 60%cut |
JINSのブルーライトカットは3種類のカット率から選べます。
普段使いを考えるとオススメは「デイリーユース」か「ヘビーユース」です。
気になる「ヘビーユース」の色の濃さですが、薄いサングラスという印象です。
決して眼鏡には見えないため、場合によってはNGなケースもあるでしょう。逆に少し薄いカラーレンズをお洒落で使いたいという方には、一石二鳥となります。
JINSのブルーライトカット「JINS SCREEN(ジンズスクリーン)」は、他社と比較しても青色の反射が少なく、デイリーに関してはレンズの透明度も高いため、初めてのブルーライトカットレンズでも何の違和感なく使える良質なレンズだと思います。
Zoffの特徴
Zoffのブルーライトカットは度なしと同様に2種類のカット率から選べます。
個人的な感想ですが、Zoffのブルーライトカットレンズは、JINSに比べ青色の反射が目立つように感じます。
オンラインの会議や写真を撮る際にレンズが青く光ってしまい、印象を変えてしまうことがありますので注意しましょう。
レンズの反射が気になる方はJINSが個人的にはオススメです。
まとめ
今回は人気ブランドJINS(ジンズ)とZoff(ゾフ)のブルーライトカットレンズについて、比較しました。
数年前から注目されるようになったレンズですが、レンズメーカーの開発も進んでおり、以前よりも透明度が向上し、より低反射となっています。
また、眼精疲労に効果的な「サポートレンズ」というモノも出てきていますので、お困りの方はそちらも検討すると良いでしょう。
最後に簡単に両社の比較をまとめましたので、是非参考にしてくださいませ♫
JINSの特徴まとめ
JINS | ||||
---|---|---|---|---|
度なしブルーカット | 5,500円(セルフレーム4種類) | |||
度付きブルーカット | フレーム価格+5,500円 | |||
ポイント | 薄型レンズを選択する場合 JINSの方がお買い得! |
Zoffの特徴まとめ
Zoff | |
---|---|
度なしブルーカット | 5,500円(メタル1種類) web限定商品アリ |
度付きブルーカット | フレーム価格+0円 |
ポイント | 度なし、弱度の方はZoffが コスパが高く、選択肢も豊富! |