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安い眼鏡と高い眼鏡の違いはどこ?Zoffと金子眼鏡を徹底的に比較してみた。

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1万円以下で購入できる安い眼鏡と、総額5万円以上もする高い眼鏡。違いがわからないという方は意外と多いのではないでしょうか?

実際に、見ても、触っても、さらには掛けてみても違いがわからない方もいらっしゃいます。

今回はそんな疑問を解決できるように低価格眼鏡の「Zoff(ゾフ)」と、高級眼鏡で有名な「金子眼鏡(カネコガンキョウ)」を様々な角度から比較・検証したいと思います。

毎日使うモノなのに、購入頻度が少ない眼鏡。しっかりと見極めて、自分に合ったお気に入りの眼鏡を見つけましょう!

 
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まずは「Zoff」と「金子眼鏡」について簡単解説

「Zoff」とは?

「眼鏡=高級」というイメージが強かった日本で、「3プライス」という低価格眼鏡を初めて持ち込み眼鏡業界に革命をもたらした企業です。

日本の眼鏡業界では当時考えられなかった「SPA型」の体制で飛躍的にに成長し、国内外合わせて約300店舗まで拡大しています。

社名にはアルファベットの最後の文字「Z」と、割引を意味する「off」を合わせて「限界まで安くする」という意味が込められています。

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「金子眼鏡」とは?

 全国に60店舗以上の直営店を構え、今や福井県鯖江市を代表する眼鏡メーカーとなった「金子眼鏡(カネコガンキョウ)」。日本の眼鏡業界の中で唯一企画・製造から小売まで一貫して行うSPA型の体勢を取っており、圧倒的な商品数と幅広いアフターケアが魅力です。

「不易流行」をコンセプトに掲げ、生み出されるコレクションはどれもシンプルで飽きのこない永遠の定番アイテムです。

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出典元:https://www.kaneko-optical.co.jp

安い眼鏡・高い眼鏡の違い徹底比較!

フレームの違いは?

  Zoff 金子眼鏡
フレーム
価格
5,500円 30,800円
8,800円 33,000円
13,300円 37,400円
19,900円 41,800円

 安い眼鏡と高い眼鏡、価格差は一目瞭然ですよね!?しかも、Zoffのフレーム価格には「標準レンズ料金」が含まれた価格となっています。

この圧倒的な金額差からわかるように、実は安い眼鏡と高い眼鏡の一番の違いは「フレームの違い」なんです!

一体何が違うのでしょうか?比較していきましょう!

素材の違い

Zoffの人気シリーズ「Zoff SMART」。累計販売本数は550万本となっています。

素材には航空機も使用されるプラスチック「ウルテム」が使用されており、軽くしなやかな掛け心地が魅力の眼鏡です。価格は「11,100円(税込)」です。

 

 一方、金子眼鏡の人気シリーズ「金子眼鏡 vintage(ヴィンテージ)」では、「アセテート」と「チタニウム」が使用されています。価格は「37,400円(税込)」です。

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出典元:https://kaneko-optical.tumblr.com

販売価格に2万円以上の差がありますが、実は素材の原価には大きな違いはありません。せいぜい1,000円~3,000円ではないでしょうか?

ここまでの金額差になる大きな理由は、眼鏡が出来上がるまでの「工程数」にあります。要するに「手間」です。

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「Zoff SMART」の場合、中国の工場で金型にウルテムの原料を流し込み、大量生産していきます。一本の眼鏡が完成するまで100~150工程を必要とします。

一方、「金子眼鏡 vintage」はアセテートの切削から、チタンのプレス、溶接、研磨などなど、およそ300~400の工程をプロの職人が行い、ようやく仕上がります。そして、その工程の多くが高度な加工技術を必要とする点もポイントです。

この「工程数」の違いが2万円以上の価格差となっており、品質の違いにつながっています。安い眼鏡と高い眼鏡の大きな違いは「工程数の違い」なのです!

レンズの違い

レンズ価格 Zoff 金子眼鏡
標準 0円 -
薄型 +5,500円 +8,800円
超薄型 +7,700円 +11,000円
極薄型 +13,200円 +15,400円

フレーム価格には大きな金額差がありましたが、意外にもレンズ料金にはそれほど差がありません。金子眼鏡では他にも高品質なレンズを数多く取り扱っていますが、Zoffと同等のレンズで比較すると、意外にもレンズは「3,000円程度の金額差」なんですね。

少しでも安い方がいいという方もいらっしゃると思いますが、レンズの加工技術の良し悪しで見え方にも影響してきますので、これは金子眼鏡の「技術料金」と捉えていいでしょう。

高級眼鏡店で比較すると、金子眼鏡のレンズ価格はかなり良心的な料金設定に思います。

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接客サービスの違い

  Zoff 金子眼鏡
接客 半セルフ コンサルティング

 アパレルや飲食業界でも同様ですが、低価格な「Zoff」は必要最低限の接客サービス。高級眼鏡店の「金子眼鏡」はコンサルティング方式の接客サービスとなります。

接客されることに抵抗がある方は、まずはZoffでどんな眼鏡が似合うのか色々試してみるのもいいかもしれませんね。

逆に、自分に似合う眼鏡を選んで欲しいという方や、見え方などで具体的に困ってことがあれば金子眼鏡のようなコンサルティングを行ってくれる眼鏡店を訪ねてみるといいと思います。

保証期間・アフターサービスの違い

保証期間
  Zoff 金子眼鏡
レンズ 6ヶ月保証 3ヶ月保証
フレーム 1年保証 期間なし

(金子眼鏡についてはホームページに記載がなかったため、ネット情報を参考にさせて頂いています)

レンズの保証期間については「Zoff」のほうが手厚い保証となっています。

フレームに関しては両社ともに自損の場合は保証対象外。商品の不良による破損は無償にて保証交換となっており、あまり違いはないように思います。そもそも高い眼鏡は耐久性もあるため、壊れるということが少ないです。

アフターサービス
   Zoff  金子眼鏡
研磨     - 3,300円
再メッキ     - 約7,700円
丁番破損     - 3,300円

 アフターサービスについては大きく違います。

眼鏡の調整やネジの緩みなどの簡単なメンテナンスは両社ともに無料ですが、万が一の破損や、経年劣化に対するメンテナンスの充実度は「金子眼鏡」のほうが手厚い体制となっています。

一本を大切に長く使用したいという方には、やはり高い眼鏡が最適なのではないでしょうか?

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まとめ 

今回は意外と知らない方も多い「安い眼鏡と高い眼鏡の違い」について様々な角度から比較してみました。検証結果をまとめると………

  1. フレーム価格は「工程数」で大きく違う!
  2. レンズ価格はあまり変わらない。
  3. 半セルフ接客の「Zoff」。コンサルティング接客の「金子眼鏡」。
  4. 保証制度は「Zoff」が手厚い!
  5. アフターサービスは「金子眼鏡」が凄い! 

いかがでしたか?レンズ価格がそこまで変わらないというのは、意外だったのではないでしょうか?

細かな違いはありますが、大きな違いは「フレームの違い」ということなので、2~3万円多く出しても一本を永く愛用したいという方は「高い眼鏡」がオススメ!

逆にフレームの金額差に納得できない方は「安い眼鏡」を購入することをオススメします! 

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