パソコン業務の長時間化に加えて、スマホでネットやゲームと、私たちは一日何時間も近くを見ています。
そして、多くが遠くが見える眼鏡でパソコン・スマホを見ています。
20代で眼の筋力が強いうちは問題ありませんが、30代後半ともなると徐々に「老眼」という問題が出てきます。そこで気になるのが「遠近両用レンズ」。
一本の眼鏡で遠くも近くも見える便利なレンズですが、「気持ち悪い」、「視界が歪む」などネガティブな印象を持たれている方も多いのではないでしょうか?
今回はJINS(ジンズ)やZoff(ゾフ)で遠近両用レンズの購入を悩まれている方に向けて、両社の比較と購入前に知っておきたいポイントをご紹介していきたいと思います。
JINSとZoffの遠近両用レンズ徹底比較
価格の違い
遠近両用 | JINS | Zoff |
---|---|---|
薄型 | +5,500円 | +5,500円 |
超薄型 | +5,500円 | +7,700円 |
極薄型 | - | +9,900円 |
ここでのポイントは…
JINSは「5,500円」のワンプライスでコスパ最強!
Zoffは度数に合わせてカスタム出来る!
ということです。両社の価格の違いは最大で4,400円!
しかし、金額差はあっても、遠近両用レンズで重視したいのが「見え方」という方も多いはず!
次にレンズの「種類・設計の違い」を見ていきましょう!
種類・設計の違い
JINS | Zoff | |
---|---|---|
メーカー | HOLT | SEIKO |
設計 | 内面累進 | 内面累進 |
両社が取り扱っている遠近両用は同じ「内面非球面設計」のレンズとなっています。
唯一の違いは、JINSのレンズはソフト設計かハード設計か選べるようになっており、ライフスタイルに合わせて最適な設計を選択できるという点です。
パソコンが多い方は「ソフト設計」、車の運転が多い方は「ハード設計」を選ぶと良いです。
価格とレンズ設計を考えると、薄型を選んでもレンズ価格が変わらないJINSの方がお買い得ですね!
追加オプションの違い
JINS | Zoff | |
---|---|---|
ブルーライト | +5,500円 | +0円 |
カラー | +3,300円 | +3,300円 |
曇り止め | +5,500円 | - |
調光レンズ | +5,500円 | - |
追加オプションの充実度は圧倒的にJINSが優れています。
ブルーライトカットはZoffは無料で追加することが出来ますが、JINSのブルーライトカット「JINS SCREEN」は最新設計となっており、青色の反射やレンズの黄ばみも少ないため、この5,500円の価格差は頷けます。
そして、JINSの遠近両用レンズのほうが設計も新しいため様々なオプションにも対応してます。
フレーム選びで気を付けたいポイント
どんなに完璧なレンズでもフレーム選びを間違えば、その遠近両用レンズは見え心地の悪い眼鏡になってしまいます。
フレームを選ぶ際、似合うか似合わないかとデザインばかりに目が行きがちですが、遠近両用の場合注意していただきたいのが「角度」と「距離」です!
これが適正でなければ、その眼鏡はいつまでも慣れない、歪んだ視界となります。
適切な角度と距離
適切な距離・角度 | |
---|---|
前傾角 | 5度 |
そり角 | 0度 |
頂間距離 | 12mm |
- 前傾角:横から見た時の眼鏡の傾斜
- そり角:上から見た時の眼鏡のカーブ
- 頂間距離:眼とレンズの距離
特に遠近両用レンズの場合、これら3点が適正な状態となっているかどうかで見え方が大きく変わります。
人によって骨格が違い、耳の位置が高かったり、鼻筋が高い方もいらっしゃいますので、不安な方は調整可能なフレームかスタッフに聞いてみましょう。
全ての要素が大事ですが、頂間距離>前傾角>そり角の順に重要と覚えておきましょう。
例えば、JINSの「Air frame(エアフレーム)」のような樹脂系のフレームは角度の調整がほぼ不可能なので、遠近両用レンズにはあまり適さないかもしれません。
その他、JINSやZoffの眼鏡はフィッティングで微調整が出来ないモノも多いため、店頭で眼鏡を選ぶ時から注意するといいでしょう。
まとめ
低価格眼鏡業界で有名なJINS(ジンズ)とZoff(ゾフ)の遠近両用レンズについて比較してみました。
個人的な意見ですが、両社にはレンズ設計には違いがないものの、薄型にしても価格が変わらない点や追加オプションの充実度を考えると、わずかにJINSの方がお買い得ではないでしょうか!?
しかし、レンズがどれだけ優れていたとしても度数やレンズのレイアウト、フレームのフィッティングが合っていなければ気持ちの良い見え方にならないのが遠近両用レンズです。
担当されるスタッフの技量によっても見え方に違いが出る、調整が難しいレンズです。
購入前に自分の骨格に合ったフレームデザインかどうかチェックすることで、失敗のリスクを大きく減らすことが出来るので、是非遠近両用レンズで作るときは注意して下さいね!あなたがお気に入りの眼鏡に出会えることを祈っております♪