1972年「着るメガネ」をコンセプトにスタートしたEYEVAN(アイヴァン)。1989年にアメリカ「オリバーピープルズ」とライセンス契約したことで一時はブランドを休止していましたが、オリバーピープルズがルックスオティカに買収されたこともあり2018年に復活を遂げています。
ブランド復活からたった2年でトップブランドへと返り咲いたEYEVANですが、4つの異なるラインがあることをご存知でしょうか？？？EYEVANの眼鏡の新調を考えている方なら是非知っておきたい豆知識です。それでは人気沸騰中の眼鏡ブランド「EYEVAN」を詳しく解説していきます。
4つのブランドライン
冒頭でも触れましたが、EYEVAN(アイヴァン)には4つのラインが存在します。これから詳しく解説していきますが、それぞれにコンセプトがあり価格帯や構造、素材などに違いがあります。
どの商品もEYEVANが手掛けていることもあり品質は全て信頼性の高いモノに仕上がっており、価格が高いモノ程良い構造、素材となっています。
10 eyevan(テンアイヴァン)
出典元:EYEVAN公式HPOUR BRAND | EYEVAN Inc.
2017年「美しい道具」をコンセプトに生まれたライン10eyevan。眼鏡を複数のパーツの集合体と捉え、そのパーツそれぞれを根源的に考えるというところから始まっています。ネジ一本から見直しを行い、今生み出すことが出来る最高品質の眼鏡を追求したラインです。
黒蝶貝の鼻パッド、βチタン性の緩みにくいネジなど全てのディテールがまさに「構造美の極み」と言える美しい眼鏡となっています。
10eyevanはブランド発表後にドラマ「3年A組 今から皆さんは人質です」で、菅田将暉さんが着用したことで瞬く間に人気に火がつきました。税抜64,000円というドメスティックブランドではかなり高額な眼鏡にも関わらず、一時は生産が追い付かないほどの勢いでした。
2020年には10eyevan初のセルフレームも発売されています。使用されている素材は古の素材「セルロイド」。こちらもフロントからテンプルにかけての美しいフォルムや、丁寧に埋め込まれたカシメ飾り、掛け心地のバランスを取るためのテンプルエンドに埋め込まれたシルバー925などなど見どころ満載の美しく繊細な眼鏡となっています。
EYEVAN7285(アイヴァン7285)
出典元:EYEVAN公式HPOUR BRAND | EYEVAN Inc.
2013年にEYEVANの意思を継ぎ生まれたライン「EYEVAN7285」。この「7285」の意味はEYEVANが1972年にスタートし、1985年に世界進出を果たしたことに由来しています。2013年からスタートしていたこともあり、現EYEVANの中では最も歴史のあるラインと言っても良いかもしれません。
EYEVAN7285は10eyevanに比べるとヴィンテージ感のあるデザインのモデルが多くあり、ファッションとの融合性も高いように感じます。モデル数も多くありデザインのバリエーションが豊富なのも特徴ですね。
最近ではドラマ「MIU404」にて綾野剛さんが着用したことでも有名です。メタルフレームの細かい彫金加工や、七宝による優しい質感は単に眼鏡というより現代工芸品のようなモノに近い存在です。
芸能人愛用者も多く菅田将暉をはじめ、三代目J SOUL BROTHERSの登坂広臣、滝藤賢一、トリンドル玲奈、水川あさみなどがプライベートでEYEVAN7285を着用しています。
EYEVAN(アイヴァン)
出典元:EYEVAN公式HPOUR BRAND | EYEVAN Inc.
2003年からブランドを休止していましたが、オリバーピープルズのライセンスが切れたことをきっかけに今から2年前、2018年に復活したライン「EYEVAN」。すでに多くのモデルを発表していますが、面白いのがオリバーピープルズの名作「OP-505」や「Sheldrake(シャルドレイク)」などをリメイクしたモデルあることです。
元々EYEVANはオリバーピープルズの製造、販売を担っていたこともあり、オリバーピープルズとは深い関係にありますが、ここまで酷似したモデルを展開するとは思っても見ませんでした。背景としてこれまでオリバーピープルズを仕入れてくれていた全国の取引先、眼鏡店に配慮した形です。オリバーピープルズの大人気モデルをEYEVANで製造してくれたことで実際に多くの眼鏡店が救われています。
10eyevanやEYEVAN7285と比べて、EYEVANは価格帯も3万円代が中心となっており比較的手の出しやすい価格設定となっています。また、このラインだけは楽天などのオンラインストアでの展開も許可されているため比較的入手しやすくなっているのではないでしょうか。
Eyevol(アイヴォル)
出典元:EYEVAN公式HPOUR BRAND | EYEVAN Inc.
2017年に新たに誕生したサングラスライン「Eyevol」。日本の数あるサングラスブランドの中でここまで成功を収めているブランドは未だかつてなかったのではないでしょうか。
世界的サングラスブランドである「レイバン」と「オークリー」を融合させたような感度の高いデザイン性と、わずか23g(グラム)という軽量性で多くのアスリートやファッショニスタに支持されています。
「TR-90」というバネ性が強く、耐熱性・耐湿性に優れた素材で造られており、様々なシーンでの活用が可能です。産地は「中国製」ですが価格も2万円前後となっており、手の届く価格帯も人気の要因だと思います。
Eyevolはサッカー日本代表「柴崎岳」やゴルフ「上田桃子」をはじめ、セーリング「國米創」プロスケーター「中田海斗」など様々なアスリートが着用しています。
