1986年に創業したアメリカ・LA発のアイウェアブランドOLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ )は、世界中のセレブやハリウッドスタートなど多くの著名人に愛される数少ないラグジュアリーなアイウェアブランドです。
日本においてはこれまで「アイヴァン(旧オプテックジャパン)」が代理店となり、オリバーピープルズの製造・販売を担っていましたが、2007年に「ルックスオティカグループ(旧ミラリジャパン)」に米オリバーピープルズが買収されたことを契機に、例外的な展開を許されていた日本市場もルックスオティカジャパンへとライセンスが移り、グローバル戦略へと舵を切ることになりました。
アメリカのブランドでありながら「MADE IN JAPAN」を維持してきたオリバーピープルズ が代理店が変わったことにより「イタリア製」になるのではないかとアイウェア業界で様々な憶測が飛び交いました。
今後はイタリア製?日本製?
結論から言いますと、オリバーピープルズ今後も「日本製・MADE IN JAPAN」で生産されます!
なぜなら、ルックスオティカが2018年3月に福井県鯖江市にある「福井めがね工業株式会社」を買収し、傘下にしたからです。結局オリバーピープルズ買収し、その生産拠点までも買収するという凄まじい流れとなりました。ルックスオティカはこれでようやくアイヴァンとのライセンスを切ることが可能となったわけであります。
取り扱い店舗は?
これまでアイヴァンと取り引きのあったセレクトショップは現在ほとんどの店舗でオリバーピープルズは取り扱っていません。現在、オリバーピープルズを取り扱っているのは「オークリー」や「レイバン」など、ルックスオティカジャパンと取り引きを行なっている店舗だけとなっています。ということは、これまでは厳選されたショップでの取り扱いだったオリバーピープルズはレイバンのように数多くの眼鏡店で見かける大衆的なブランドになっていくのかもしれません。そうなると少し残念ですよね。
保証はどうなる?
これまでアイヴァンが修理などの保証対応を受け持ってきましたが、ライセンスがルックスオティカに移ったことで保証はどうなるのでしょうか?
こちらも結論から言うと「問題ない」ということです。数年後はまた状況が変わっている可能性はありますが、今のところアイヴァン時代のオリバーピープルズでも修理対応はできるようです。
まとめ
日本でも人気の高いオリバーピープルズ が「アイヴァン」から「ルックスオティカ」へとライセンスが移ったことで、不安に感じるユーザーも多いと思います。しかし、鯖江産「MADE IN JAPAN」が維持され、保証対応も問題ないということで今後も安心して愛用できることがわかりました。レイバンのように大衆的なブランドになってしまうのは残念な気持ちになるが、今後のオリバーピープルズの動向には注目していきたいと思います!